レバノン爆発、原因は「過失かミサイル攻撃」と大統領 国際調査は拒否
このニュースをシェア
【8月7日 AFP】(更新)レバノンのミシェル・アウン(Michel Aoun)大統領は7日、4日に首都ベイルートの港湾地区で発生し、150人以上が死亡した大規模爆発の原因について、過失またはミサイル攻撃によるものとの見方を示した。また、要求が広がっている国際調査は拒否する構えを見せた。
アウン大統領はテレビ放送されたインタビューで、爆発の原因は「過失か、あるいはミサイルまたは爆弾による外国の介入」である可能性があると述べた。
レバノン当局者が、攻撃の可能性に言及したのはこれが初めて。
当局は先に、港で火災があり、倉庫に長年保管されていた大量の硝酸アンモニウムに引火したと説明していた。
レバノン国民や外国首脳らは、公平を期するため国際調査を求めているが、アウン大統領はこれを拒否。
同じインタビューで記者から、国際調査により真実が隠蔽(いんぺい)されると思うかとの質問を受けた大統領は、「もちろんだ」と回答。
その直後に大統領は、「国際調査の要求の裏にある目的は、事実を希薄化することにある」とツイッター(Twitter)に投稿し、自身の見解をさらに明確にした。(c)AFP