【8月11日 Xinhua News】中国の祁連(きれん)山国家公園青海省(Qinghai)管理局はこのほど、北京大学(Peking University)と共同でハイイロネコの特別調査を実施し、回収した赤外線カメラの撮影データの中に子育て中のハイイロネコを発見した。カメラはけんかをしたり、じゃれ合ったりする子ども4匹と母親の姿を捉えていた。

 専門家によると、ネコ科の動物は理論上、1回の出産で2~6匹の子を産むが、食物や環境などの要因により、実際に育てるのは多くても2~3匹。今回のように4匹を育てている状況は非常に珍しい。祁連山国家公園青海省区域の食物連鎖が整い、頂点に位置する野生動物の食べる物が十分にあり、ハイイロネコやユキヒョウなどネコ科動物の個体群の繁殖率が比較的高いことを明確に示している。(c)Xinhua News/AFPBB News