【8月9日 Xinhua News】中国科学院の関係筋は5日、中国科学者が太陽光発電の無人潜水艇を活用し、台風3号(シンラコウ)のリアルタイムの観測データを得たことを明らかにした。

 同院の大気物理研究所が研究・製造した同潜水艇は、海上気象観測機3号(MWO-3)と呼ばれる半潜水艇で、中国気象局が手掛ける台風観測計画において重要な役割を果たしている。

 潜水艇プログラムの首席科学者の陳洪浜(Chen Hongbing)氏は、MWO-3には気象・海洋観測用センサーが搭載されていると説明。MWO-3は、台風3号が今月初、海南省(Hainan)に接近した際、台風の中心を通過しながら海面温度、風速、風向などのデータを、中国が独自に研究・製造した衛星測位システム「北斗」を通じてリアルタイムで送信したという。

 太陽光発電の無人潜水艇を使い、台風の中心で観測したことは、世界初の試みだった。(c)Xinhua News/AFPBB News