【8月7日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)の主催者は6日、優勝経験を持つアンディ・マレー(Andy Murray、英国)とキム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)にそれぞれ男女シングルスのワイルドカード(主催者推薦)を与えた。

 四大大会(グランドスラム)通算3勝の元ナンバーワン選手であるものの、長期にわたる腰のけがで現在は世界129位につけている33歳のマレーは、本戦へのダイレクトインがわずかにかなわなかった。

 マレーは2012年の全米オープンで初めてグランドスラムを制覇。英国人男子選手としては、1936年のフレッド・ペリー(Fred Perry)氏以来となる四大大会の優勝を成し遂げた。

 一方のクライシュテルスは、子どもを産んだ最初の引退期間から復帰し、ワイルドカードでの出場から驚きの優勝を果たしたことで知られる2009年大会の再現を目指す。

 今年初め、約7年ぶりに現役に復帰した2005年、2009年、2010年の全米オープン女王は、2度目の引退前に最後にプレーした2012年大会以来の全米オープン出場となる。

 2011年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2011)女王でもある37歳のクライシュテルスは、現在ランキングがついていない。(c)AFP