【8月7日 Xinhua News】中国河北省(Hebei)は今年に入り、農村住宅の耐震改修の資金保障メカニズムを整備し、中央・省クラスの関連補助金、累計4億8500万元(1元=約15円)を3万6600戸の耐震改修に当て、さらに農村住宅の省エネへの改修も進めている。同省財政庁が明らかにした。

 今年は、農村各地の住宅の実態に応じ、耐震改修の資金援助範囲を拡大し、耐震基準で震度8以上を要求している地域だけでなく、震度7以上を要求している地域も加え、唐山(Tangshan)、廊坊(Langfang)、邯鄲(Handan)など9都市で、耐震基準を満たしていない農村住宅を対象に、改修資金を支援するという。

 また、農村住宅耐震改修の補助金基準も引き上げる。1戸当たりの中央・省クラス補助金基準は、耐震基準を震度階級8とする地域を1万5千元、震度階級7とする地域を1万2千元にそれぞれ引き上げる。

 同省財政庁の責任者は、農村住宅の耐震改修資金申請について、公開、公平、公正の原則にのっとり改修対象を選定するとし、農民が自由に申請でき、耐震鑑定の後、郷鎮役所がまとめて報告し、県クラス部門が審査する。農民の申請後、県クラスの住房・城郷建設部門が専門技術者に委託して関連技術ガイドに基づく耐震鑑定を行い、住宅の弱点を明らかにし、補強改修が必要な住宅には、技術的サポートと指導を行う。(c)Xinhua News/AFPBB News