【8月7日 Xinhua News】中国外交部の汪文斌(Wang Wenbin)報道官は5日、在中国欧州連合(EU)商工会議所のイェルグ・ブトケ会長が「EU企業は中国での事業発展に自信を持っている」と表明したことに触れ、中国は欧州を含む各国企業による中国での投資や事業展開をこれまで通り歓迎する考えを示した。改革深化と開放拡大を断固として進め、各国企業の中国での発展に向けてより多くの提携のチャンスを提供し、発展によるメリットをさらに生み出していくとしている。

 ブトケ氏は4日に開かれた記者会見で、新型コロナウイルスの発生は中国に進出するEU企業に影響をもたらしたが、中国が速やかに講じた各種の対応策が十分に効果を発揮しているとの見解を示した。その上で、EU企業は依然として中国での発展に大きな自信を持っており、中国の発展物語の一部になることを望んでいると述べた。同会議所が6月に発表した調査報告書によれば、調査対象者の6割以上が中国は依然として投資先上位3位に入ると回答している。 

 これを受けて、汪氏は次のように述べた。

 中国は開放型世界経済構築の積極的な提唱者と推進者であり、構築にあたっては常に門戸を開き、欧州を含む各国企業のために市場化、法治化、国際化したビジネス環境の創出に注力してきた。EUは19年まで16年連続で中国の最大の貿易相手となっており、19年の中国とEU間の貿易額は初めて7千億ドル(1ドル=約106円)を超えた。

 強調したいのは、欧州企業も他の国の企業も中国の経済成長の先行きと改善が続くビジネス環境に高い期待を寄せている点だ。14億人の人口、9億人の労働力、1億2千万社の企業や個人事業者など市場主体を有する発展途上大国として、中国は欧州を含む各国企業の中国での投資や事業展開をこれまで通り歓迎する。

 欧州を含む世界各国の企業はいずれも中国の発展物語の一部であり、今後も引き続き中国での発展や相互利益という成功物語を共に紡いでいくものと信じている。(c)Xinhua News/AFPBB News