【8月6日 People’s Daily】新型コロナウイルス感染症の予防・抑制期には「人民第一、生命第一」が中国社会の最大の共通認識となり、世界最大の執政党(中国共産党)がどんな価値観をもっているかをはっきり示した。中国が全力で防疫活動を繰り広げたことは、人民を中心とする人権の理念を浮き彫りにした。

 国家がどれほど人権を尊重しているかは、緊急のときにどれほど生命を尊重しているかを見れば分かる。新型コロナが襲来すると、習近平(Xi Jinping)総書記(国家主席)は自ら指揮し、人民大衆の生命と健康を第一とするよう要求した。これにより、生命第一の理念が徹底された。治療費はすべて国が負担。検査率や治癒率は最大限に引き上げられ、感染率、死亡率は最低限まで引き下げられた。

 マルクス主義政党の人民第一、生命第一の理念はここにはっきりと表れた。人権を保護しようとする社会主義国の努力がここに凝集された。

 さらに、社会がどれほど人権を守っているかを測る重要なポイントは、社会的弱者にどれほど対応しているかだ。「私を助けてくれた先生に会いたかった」という95歳の徐明来(Xu Minglai)さんは4月16日午後、武漢市(Wuhan)中医院漢陽分院を訪れ、医師に謝意を述べた。「私たちはどんな患者も見放さない」と医師。老人の生命を大切にするところに、人権保護の強い思いがうかがえる。

 生存権、発展権は主要な基本的人権だ。生存する権利を有効に保障すること、生活の質を引き上げることは、その他の人権を享受する前提であり、基礎だ。

 中国の人権保護は、人類運命共同体を構築する努力の中に体現されている。新型コロナ感染についてすぐに世界保健機関(WHO)に報告し、遺伝子配列もすぐに共有した。防疫・治療方針については世界180か国、10以上の国際・地域組織と共有した。必要とする国に対しては医療専門家チームを派遣し、150近くの国、4つの国際組織に緊急援助を提供した。不足している医療物資や設備を中国で購入する国のために便宜を供与した。

 人々の幸せな生活こそ最大の人権であり、幸せな生活の大前提は人の生命、健康だ。中国は巨大な代価を惜しまず、人民大衆の生命を守った。これこそ最高の人権保護だ。中国の防疫活動は人類の防疫史上の奇跡をつくったばかりでなく、人類の人権事業の輝かしい一章を記し、世界人権事業の発展を推進した。(c)People's Daily/AFPBB News