【8月6日 AFP】ツイッター(Twitter)が7月中旬にハッキングを受け著名人のアカウントが相次いで乗っ取られた事件で、首謀者として訴追された少年(17)の審問が5日、ビデオ会議サービス「ズーム(Zoom)」を利用して開かれたが、ラップ音楽やポルノ映像を流す妨害行為を受けて何度も中断を余儀なくされた。米地元紙が報じた。

 この審問は、先月31日に逮捕された米フロリダ州タンパ(Tampa)在住の少年の保釈金減額をめぐって開かれたもの。しかし、地元紙タンパベイ・タイムズ(Tampa Bay Times)によると音楽や金切り声、ポルノ映像による妨害行為が相次ぎ、クリストファー・ナッシュ(Christopher Nash)判事が審問の一時中断を決めた。

 審問はその後再開されたが、ハッカーらは再び、米CNNや英BBCなどメディア関係者になりすましたユーザー名で妨害活動を続けたという。

 少年側は、保釈金72万5000ドル(約7600万円)の減額を求めていたが、最終的にナッシュ判事はこの要求を退けた。(c)AFP