【8月6日 Xinhua News】中国陝西省(Shaanxi)西安市(Xi'an)の秦始皇帝陵博物院は4日、1日当たりの来場者数が2万人近くに達したと明らかにした。中国では夏の国内旅行が最盛期を迎えている。

 同博物院は新型コロナウイルスの影響で中止していた一般公開を再開して以降、来場者の集中と接触を減らすため、1日当たりの受け入れ人数の上限を延べ8千人に引き下げた。上限を超過した場合は臨時閉館措置を取っていた。

 その後は、1日当たりの受け入れ人数を最大許容人数の3割に抑えるとする関係部門の規定に従い、当面の上限を延べ2万人に調整。一方で公開再開時に導入した記名式のオンライン予約による見学制度は継続し、引き続き個人情報や感染症の有無を証明する「健康コード」の確認、体温検査などを実施している。

 同博物院は陝西省で人気の観光スポットで、昨年1年間の来場者数は延べ900万人を超えた。近年では「パノラマ兵馬俑」「デジタル博物館」などオンラインコンテンツの開発にも力を入れている。(c)Xinhua News/AFPBB News