太平洋の孤島に「SOS」 ミクロネシアの船員3人を救助
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【8月4日 AFP】西太平洋の孤島に、ミクロネシア連邦の船員3人が漂着し、砂浜に巨大な「SOS」の文字を書いたところ、オーストラリアと米国の軍用機がこれに気付いて3人は無事救出された。豪当局が明らかにした。
豪国防軍によると、3人は2日、小さなピケロト島(Pikelot Island)にいるのが見つかったという。同島は、3人がその3日前に出航した地点から190キロ離れている。
ミクロネシアは、600余りの島しょから成る。3人が乗った全長7メートルの船は、風にあおられて航路から外れ、燃料も底を突いた後に同島に流れ着いた。
米領グアム(Guam)にある太平洋救難調整センターから通報を受けた米豪軍機が、消息を絶った同船を合同で捜索し、2日にSOSの文字を発見したという。
豪海軍艦キャンベラ(Canberra)から食料と水を積んだヘリコプターが出動し、3人の無事が確認された。
豪国防軍は、3人の救出のため、後にミクロネシアの巡視船が派遣されたとしている。(c)AFP