【8月3日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するルノー(Renault)は、2日に行われた第4戦英国GP(British Grand Prix 2020)決勝後、レーシングポイント(Racing Point)に対して3戦連続となる正式抗議を行った。

 ルノーはメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が母国GPで最多7勝目を挙げたレース後、昨年のメルセデスのマシンを色濃く模したレーシングポイントの「RP20」に関して、その独自性などに疑問を呈しながら再び抗議した。

「レーシングポイントRP20の合法性について、説明の要求書を今GPのスチュワードに提出したことを認める」と発表したルノーは、「スチュワードが結論に達するまで、われわれは本件に関するこれ以上のコメントを差し控える」とした。

 この日のレースで、レーシングポイントはランス・ストロール(Lance Stroll)が9位でフィニッシュし、新型コロナウイルスの検査で陽性となったセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)の代役に急きょ決まったニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)はパワーユニットの問題でスタートできなかった。

 一方のルノーは、ダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が4位、エステバン・オコン(Esteban Ocon)が6位に入った。

 ルノーが行った最初の二つの抗議については、国際自動車連盟(FIA)が今週中にも裁定を下すとみられている。(c)AFP