【8月3日 AFP】米ホワイトハウス(White House)の新型コロナウイルス対策顧問を務めるデボラ・バークス(Deborah Birx)氏は2日、米国では主要都市部と同様に地方部でも感染リスクが高まっており、コロナ流行の「新局面」に突入したと警告した。

 バークス氏はCNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン(State of the Union)」で、地方部では感染抑制策が機能し始めているとの認識を示した上で、「現在の状況は3月、4月とは異なっている」「(感染が)異常に拡大している。地方も、都市部と同様の状況になっている」と指摘した。

 また、「地方在住の皆さん、あなたがたも全員、このウイルスに免疫があるわけではないし、このウイルスから守られているわけでもない」とバークス氏は呼び掛け、「われわれは今や新局面に入った」と警告した。

 米国では2日、4万7508人の新規感染者を確認した。1日までは5日連続で6万人を超える新規感染が報告されていた。(c)AFP