【8月3日 Xinhua News】7月1日に始まった鉄道の夏季休暇特別輸送は7月31日で半分が過ぎた。この期間の全国の鉄道利用者は前月比3995万人、同24%上回る延べ2億700万人だった。7月25日の鉄道利用者は790万人で、今年の春節(旧正月、今年は1月25日)以降の1日当たり人員輸送の最高を更新した。中国国家鉄路集団が明らかにした。

 鉄道部門は夏季休暇中の旅客流動の変化を動的解析し、夏季休暇中の帰省客、観光客、里帰りする学生のニーズに基づき、旅客が集中しないよう運行ダイヤを調整し、主要観光都市を結ぶ路線の観光列車の運行本数を増やして人気観光スポットをめぐる観光商品を売り出し、避暑地を満喫する旅に人々を誘った。7月の1日当たりの観光列車運行本数は前月比564本、同8・6%上回り、1日当たりの利用者は667万人で、6月を128万8千人上回った。

 そのほか鉄道部門は常態化した感染対策、水害リスク回避活動を統括して展開すると同時に、25本の都市間鉄道で運賃優遇措置を継続し、本土の高速鉄道と都市間鉄道で電子乗車券を利用可能にし、6月20日から通常速度鉄道に電子乗車券を導入し、7月から白阿鉄道(吉林省白城~内蒙古自治区アルタイ)、京原鉄道(北京~山西省原平)、内六鉄道(四川省内江~貴州省六盤水)、青海チベット鉄道などの119の駅で電子乗車券を導入した。全国の2700近い鉄道駅では電子乗車券を導入しており、利用客の99%以上は有効な身分証明書があれば、本人確認、検札、乗車券の照合が不要な「一証通行」の利便性を享受することができ、利用客の夏季休暇の移動体験の質はより一層向上するとみられる。(c)Xinhua News/AFPBB News