【8月3日 AFP】ドイツの首都ベルリンで週末、新型コロナウイルス対策の制限措置への抗議をはじめとするデモが相次ぎ、警察官約45人が負傷した。警察が明らかにした。少数のデモ参加者は2日にも再び集まった。

 デモ参加者の多くはマスク着用やソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)を守っておらず、新型ウイルスの感染抑制のための規制に違反した人への罰則強化などを求める非難の声が巻き起こった。

 1日には新型ウイルス対策の制限措置に抗議する「自由の日」と名付けられた大規模なデモがあり、2日の警察発表によると計133人が逮捕された。「自由の日」のデモには極右から極左団体、陰謀論者などおよそ2万人が参加。そのほとんどが鼻と口を覆うものを着用しておらず、同国で義務付けられている1.5メートル以上のソーシャル・ディスタンシングも守っていなかった。

 デモ隊は「私たちが第2波だ」と叫びながらブランデンブルク門(Brandenburg Gate)に集結。「抵抗」を求め、新型ウイルスの流行は「最大の陰謀論」だと主張した。(c)AFP