【8月2日 AFP】19-20イタリア・セリエAは1日、第38節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)はASローマ(AS Roma)に1-3で敗れ、リーグ最終戦を白星で飾ることができなかった。マウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は試合後、来週に控える欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)決勝トーナメント1回戦第2戦では最高の攻撃を披露すると自信をみせた。

 ユベントスはリーグ9連覇を決めてから2連敗を喫しており、オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)とのチャンピオンズリーグを数日後に控え不安を露呈した。1996年以来の欧州制覇を目指すチームを指揮するサッリ監督は、「少し恐怖心を持つことはチームにいい作用をもたらすかもしれない」と前を向いた。

「意識を失っていた。ラツィオ(SS Lazio)に勝利してからの下降は不可避だった」「肉体のエネルギーはすぐに回復する。リヨン戦ですべてを出し尽くすために精神面でのエネルギーをいち早く取り戻さなければならない」

 ユベントスは敵地での第1戦を0-1で落としているため、ホームでの第2戦ではビハインドを背負っている。サッリ監督は「金曜日(7日)の試合はとても刺激的なものになると確信している。まったく異なる姿勢でピッチに立つ」と意気込んだ。

 5位が決まっているローマとの一戦は消化試合だったため、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は休養した。

 本拠地アリアンツ・スタジアム(Allianz Stadium)でユベントスは6分、ゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)のゴールで先制したが、ローマはディエゴ・ペロッティ(Diego Perotti)がチームをけん引。23分にニコラ・カリニッチ(Nikola Kalinic)の同点弾をアシストすると、前半終了間際にはPKを決め、さらに52分には3点目をマーク。ユベントスはここ4試合で3敗目となった。

 試合後には無観客の中で優勝セレモニーが行われ、ユベントスは通算36度目のスクデット(リーグ制覇)獲得を祝福した。(c)AFP/Emmeline MOORE