【8月2日 AFP】女子テニスのツアー再開戦となるパレルモ・レディース・オープン(Palermo Ladies Open 2020)で、出場を予定していた選手1人が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示した。大会主催者が1日に発表した。

 当該の選手に症状はなく、予選が始まる直前に棄権した。氏名は明かされていないが、発表の直後、予選出場を予定していたブルガリアのビクトリア・トモバ(Viktoriya Tomova)が体調不良を理由に棄権した。

 大会の新型ウイルス対策コンサルタントは、「プロトコルと関連する抑止策が効果的に機能し、パレルモ(Palermo)へ到着した中から陽性の選手を見つけ出すことができた」「選手は検査結果を待つ間、ホテルの自室でずっと待機していた」と話した。

 女子ツアーは大会が予定通り行われることを発表。本戦は8月3日から始まる。

 テニスは新型コロナウイルスの影響で3月上旬から中断し、今大会はそこからおよそ5か月ぶりのツアー再開初戦という位置づけになっている。

 大会には世界ランキング2位のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)女王、シモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)もエントリーしていたが、感染の状況などを理由に出場を見送っていた。(c)AFP