【8月1日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP 2020)は31日、今季予定されていた欧州外でのレースを断念し、アルゼンチンGPとタイGP、そしてマレーシアGPを中止すると発表した。

 この3レースは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を理由に延期され、具体的な日程が示されていなかった。代わりに11月22日のシーズン最終戦は欧州で行われ、場所については8月10日以降に発表されることになった。

 主催者によると、今季は当初予定されていた計20戦から計15戦になるという。

 今季の選手権は7月に再開され、MotoGPクラスはスペインのヘレス・レーストラック(Jerez Racetrack)で2レースが開催された。いずれもペトロナス・ヤマハSRT(Petronas Yamaha SRT)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)が優勝し、ドライバーズ選手権でリードしている。

 次戦は、8月9日にチェコGPが予定されている。

 当初は今季の日程に組まれながらも中止が決まったレースは、カタールGP(MotoGPクラスのみ)、ドイツGP、オランダGP、フィンランドGP、英国GP、日本GP、オーストラリアGP、米国GP、アルゼンチンGP、タイGP、マレーシアGPとなっている。(c)AFP