【8月1日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)のマイク・トラウト(Mike Trout)外野手が、第1子誕生を控えて数試合を欠場することになった。

 28歳の強打者でリーグ最高年俸を誇るトラウトは、妻のジェシカ(Jessica)さんとの間に、今月3日に第1子の男児が生まれる予定となっている。同日はエンゼルスの試合は組まれていない。

 これまでア・リーグのシーズン最優秀選手(MVP)に3度選出され、オールスターゲーム(All-Star Game)にも計8度選ばれているトラウトは、先月30日から3日間の父親産休に入っており、さらに離脱する必要がある場合は制限リスト入りすることができる。

 エンゼルスのビリー・エプラー(Billy Eppler)ゼネラルマネジャー(GM)によれば、トラウトは出産に立ち会った後に隔離措置を免れるべく、チームを離脱している期間にも新型コロナウイルスの検査を継続していくという。

 昨年エンゼルスと12年総額4億2600万ドル(約448億円)で契約にサインしたトラウトは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)や長男が誕生予定であることを理由に今季のプレーには懸念を示していたが、チームのキャンプ終了後には出場を明言した。

 今季は6試合に出場して24打数7安打、1本塁打、4打点、3得点の活躍を見せているが、チームはここまで通算2勝5敗でアリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)と並び両リーグ最低の成績に沈んでいる。

 トラウトは2011年にMLBのキャリアを開始してエンゼルス一筋でプレーしてきたが、チームがプレーオフに出場したのは2010年以降2014年のみで、ポストシーズンのシリーズを制したのも2006年以降では一度だけとなっている。(c)AFP