【8月1日 AFP】先月中旬、著名人のツイッター(Twitter)アカウントが相次いで乗っ取られた事件で、米当局は7月31日、首謀者とされる17歳の少年を含む3人を訴追したと発表した。

 米フロリダ州の検察当局は、事件の首謀者とされる同州在住の少年を30件の重罪で訴追したと発表。少年は同州タンパ(Tampa)で逮捕されたとした。

 これとは別にカリフォルニア州検察当局は、事件に関与したとされる3人を訴追したと発表。うち2人は、英国在住のメーソン・シェパード(Mason Sheppard)容疑者(19)とフロリダ州在住のニマ・ファゼリ(Nima Fazeli)容疑者(22)。3人目の身元は未成年だとの理由で公表されていないが、フロリダ州で成人として訴追された少年とみられる。

 事件では7月15日、ビル・ゲイツ(Bill Gates)氏やイーロン・マスク(Elon Musk)氏、バラク・オバマ(Barack Obama)氏ら著名人のアカウントが乗っ取られ、一般ユーザーから計10万ドル(約1100万円)以上相当の仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)がだまし取られた。ツイッター社は、一連のハッキングは「電話スピアフィッシング」攻撃によるものだと述べている。(c)AFP