【7月31日 AFP】世界保健機関(WHO)は30日、多くの国で起きている新型コロナウイルス感染者の急増は、若者が「気を緩めた」ことが一因となっているとの見解を示した。

 WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長はインターネット上で開いた記者会見で、感染抑制に向けた大きな課題として、新型ウイルスは若者にとっても危険だということを分からせる必要があると指摘。「一部の国での感染者の急増は、北半球の夏に若者が気を緩めたことが一因である」ことを示す証拠があると述べた。

 WHOの新型コロナウイルス担当技術責任者、マリア・バンケルコフ(Maria Van Kerkhove)氏は、特に各地のナイトクラブが感染を拡大させていることに懸念を表明した。(c)AFP