【7月30日 AFP】イラン革命防衛隊(IRGC)は29日、ペルシャ湾(Persian Gulf)付近の砂漠で実施した軍事演習の最終日に、「地下深く」からの弾道ミサイル発射に成功したと発表した。

 国営テレビが報じた空撮映像には、日中の砂漠で爆発が起きて煙と砂塵(さじん)が巻き起こり、上空に4発の飛翔(ひしょう)体が打ち上がる様子が映っている。

 IRGCは公式ウェブサイト「セパフニュース(Sepahnews)」に掲載した声明で、このような軍事演習は「世界初」だと主張。「地下深くから、完全にカムフラージュされた方法での弾道ミサイル発射に成功した」「敵国の情報機関に深刻な課題を突き付ける重要な成功だ」と自賛している。

 IRGC航空宇宙部隊のアミールアリ・ハジザデ(Amirali Hajizadeh)司令官は国営テレビで、「地中に埋まったミサイルが突然、地面を突き破り、正確に標的を攻撃する」と説明。「世界で初めて」だと強調した。

 映像は国営イラン放送(IRIB)の放送内容の一部。29日撮影・提供。(c)AFP