【7月30日 Xinhua News】中国交通運輸部南海救助局は28日、広東省(Guangdong)深圳市(Shenzhen)で、最大船種の次世代巡航救助船の建造を開始した。同船は200人を救助・乗船させることが可能で、完成後は深遠海における同局の捜索・救助能力が強化される。

 同船は同局初となるクロスコンパウンド形ディーゼルハイブリッド推進システム採用船で、出力は2万2千キロワットに達する。海での遭難者の捜索・救助、深遠海域での遭難船のえい航や救助、海と空の連携による立体的捜索・救助の支援、対外消防消火、緊急措置・救助、情報伝達・緊急指揮、石油流出汚染の監視など七つの基本機能を有する。

 同船は招商局集団傘下の招商局重工(深圳)が建造しており、設計全長は136・9メートル、先進的な自動船位保持システム「DP3」を搭載している。船体前方には大型ヘリの離着陸ポートと中型ヘリの格納庫を配置し、海・空の立体的救助と共同巡航が可能となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News