【7月30日 Xinhua News】中国農業農村部は27日、ラオスと国境を接する雲南省(Yunnan)普洱市(Puer)江城ハニ族イ族自治県でバッタ防除の緊急演習を実施した。また国内外のバッタの発生・拡大状況を分析する座談会を開き、南西国境地域の防除作業を検討し、手配した。

 今回の演習では、植物保護作業員がエンジン式噴霧器、ドローン(小型無人機)、煙霧器の3チームを編成して殺虫剤の散布作業を展開。農地や山林、山間部の特殊な地形に対応し、上空と地上の両方から全面的なバッタの防除を行った。専門家の評価によると、今回の防除率は90%に達し、蝗害拡大リスクを効果的に低減した。

 同省のバッタ飛来面積は26日時点で14万600ムー(約9370ヘクタール)に達した。防除作業を徹底するため、同省は農薬散布を専門とする小型無人機チーム52組を招集。噴霧器1万1200台を導入し、上空からの駆除作業を延べ1万300回実施した。累計防除面積は35万4700ムー(約2万3650ヘクタール)に達している。(c)Xinhua News/AFPBB News