【7月29日 AFP】中国は29日、香港国家安全維持法を理由に欧州連合(EU)が監視関連機器の香港への輸出を制限すると決定したことについて、これを強く非難した。

 影響力を強める中国に対し、これまでEUは統一的な対応を図ることに関してなかなか足並みがそろわなかった。中国が極めて重要な貿易相手国であることから、EU加盟国の間では中国政府に対して対抗的立場を取るのか、それとも協調路線を取るべきなのか意見が割れていた。

 しかしEU加盟27か国は28日、「市民への抑圧、通信の傍受およびインターネットの監視」に利用可能な技術の香港への輸出を制限するとの仏独の提案に全会一致で合意した。

 またビザ(査証)の交付、奨学金の支給、交換留学によって香港市民の渡欧を容易にする制度も今後導入するという。

 これらの決定に対し、中国外務省の汪文斌(Wang Wenbin)報道官は29日の会見で「他国の内政には干渉しないという国際規範に反する」と批判し、「中国はこれに断固として反対し、EUに対して強く抗議した」と述べた。(c)AFP