【7月29日 AFP】キューバを象徴する二つの製品、ラム酒と葉巻たばこを購入・消費することは同国の独裁政権を財政的に支援することにつながる──。米当局はそのように主張し、両製品を購入しないよう警告している。

 米国のマイケル・コザック(Michael Kozak)国務次官補代行(西半球担当)は27日、ツイッター(Twitter)に「キューバの経済は私有財産の収奪と国民の抑圧に依存している。政権が製造したラム酒や葉巻は、人的コストに見合わないぜいたく品だ」と投稿。

 英語とスペイン語で投稿されたツイートには、火の付いた葉巻の画像と一緒に「値段に見合う価値なのか?」という文言も添えられている。

 また、翌28日のツイートでコザック氏はグラスに入ったラム酒の画像と共に「責任を持って消費せよ」と書き込み、「すべてのラム酒のボトルはキューバの独裁政権を永らえさせるために売られている」「まだそのモヒートを楽しんでいるのか?」と投稿した。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米前政権によって米・キューバ関係は修復に向かったが、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の就任以降、両国の関係は大幅に悪化している。(c)AFP