【7月30日 Xinhua News】杭紹台(浙江省杭州~紹興~台州)高速鉄道の東茗トンネルが27日、無事貫通し、この高速鉄道が2021年に予定通り完成、開通するためのしっかりとした基礎を築いた。トンネルの建設工事は中鉄十八局集団が請け負っており、長さは18・226キロ。中国華東地区で最長の高速鉄道トンネルとなる。中国鉄建への取材で分かった。

 全長271キロの杭紹台高速鉄道は設計時速350キロで、民間資本の投資による鉄道建設の第1次国家モデル事業の一つ。その中で、東茗トンネルは鉄道工事全体の進展に大きな影響を及ぼす最難関の工事となっていた。

 中鉄十八局集団のトンネル工事現場責任者を務める郭金発(Guo Jinfa)氏は、トンネルを無事に貫通させるため、われわれは施工の過程で三つの斜坑を追加し、「長隧短打」の方法(長大トンネルを複数の区間に分け、複数の作業チームが同時に施工する方式)を採用することを通じ、八つの切羽での同時掘削・掘進を実現させ、10本余りの断層帯を無事に通り抜けたと説明した。(c)Xinhua News/AFPBB News