【7月29日 Xinhua News】BMW中国のヨッヒェン・ゴラー総裁兼最高経営責任者(CEO)は27日、行われた「BMW中国イノベーションデー2020」で、同社は今後も中国への投資を継続すると明らかにした。

 オンラインイベントに参加したゴラー氏は、「モビリティーの未来を形づくる上で、中国が主導的な役割を果たしていくことは明白だ。そのため当社は、現在行っている中国への投資を継続する」とし、「当社の中国における研究開発費の割合は、ドイツを除いては最大だ。技術者は1100人おり、うち300人超はデジタル開発者だ」と述べた。

 一方でゴラー氏は、同社は外部に門戸を開いており、提携関係を通じて革新を進めていきたいと強調。「世界規模ではまさにそうだ。とりわけ中国では、デジタル戦略の重要な柱となっている。当社は、複数の大手中国企業と強力な提携関係を結んでいる」と説明した。

 また、BMWと中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント、Tencent)は同日、デジタル化分野での協力関係を強化すると発表。BMWの車載システムにテンセントのアプリを装備することを明らかにし、年内にWeScenarioから始め、次いでチャットアプリ「微信(ウィーチャット、WeChat)」に拡大する見通しを示した。

 ドイツ・ミュンヘンに拠点を置くBMWの最近の発表によれば、今年第2四半期、中国におけるBMWおよびMINIブランドの売上高は、前年同期比17%増だったという。(c)Xinhua News/AFPBB News