【7月29日 Xinhua News】中国陝西省(Shaanxi)にある西安交通大学(Xi'an Jiaotong University)医学部の呂毅(Lv Yi)教授率いる研究チームが23日、全磁気ナビゲーションを使った気管挿管技術の臨床応用に成功した。同チームは気管挿管時の感染リスク軽減に向け研究を進めており、これまでに動物や人形を使った実験を繰り返し行い、成功していた。同技術は従来の咽頭鏡を使った気管挿管法を一新するもので、気道を開く必要がなく、オペレーションが簡単で理解しやすい。今後はハードコア技術を用いた同技術が、新型コロナウイルス感染症との闘いと安全な救急医療をサポートしていく。

 同技術は気管挿管が困難な場合や、心臓が圧迫された状況下での気管挿管など、専門的な難題を解決した。また、心肺蘇生や呼吸器系重度感染症の治療にも応用でき、感染リスクを下げ、麻酔科医の負担も軽減する。(c)Xinhua News/AFPBB News