【7月28日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米政権で国家安全保障を担当するロバート・オブライエン(Robert O'Brien)大統領補佐官が27日、新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たことが分かった。

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 ホワイトハウス(White House)は声明で、オブライエン氏は「自主隔離し、離れた安全な場所から業務に当たっている」と表明。「大統領や副大統領に接触するリスクはない」とした。

 オブライエン氏は、ホワイトハウスで新型ウイルスに感染した最高位の高官。これまで、マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領の報道官を務めるケイティ・ミラー(Katie Miller)氏のほか、トランプ氏の選挙陣営で資金調達を担当し、トランプ氏の長男ドナルド・トランプ・ジュニア(Donald Trump Jr)氏の交際相手でもあるキンバリー・ギルフォイル(Kimberly Guilfoyle)氏らが新型ウイルスに感染した。

 米国は新型ウイルスの被害が世界で突出して大きく、感染者数は420万人以上、死者数は15万人近くになっている。他の国は、ロックダウン(都市封鎖)や対人距離の確保により感染を抑えてきたが、米国は、ここ数日の新規感染者数が横ばいになっているものの、これまで感染拡大ペースを抑えられていない。(c)AFP/Issam AHMED