【7月28日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間27日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は64万9577人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で少なくとも1629万5350人の感染が確認され、少なくとも917万1400人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 26日には世界全体で新たに3914人の死亡と21万8757人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの708人。次いでブラジル(555人)、米国(518人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに14万6935人が死亡、423万4140人が感染し、少なくとも129万7863人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は8万7004人、感染者数は241万9091人。以降は英国(死者4万5752人、感染者29万9426人)、メキシコ(死者4万3680人、感染者39万516人)、イタリア(死者3万5107人、感染者24万6118人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの85人。次いで英国(67人)、スペイン(61人)、イタリア(58人)、スウェーデン(56人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3891人、回復者数は7万8918人。

 地域別の死者数は、欧州が20万8082人(感染307万3979人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が18万4168人(感染439万2800人)、米国・カナダが15万5854人(感染434万8051人)、アジアが5万7914人(感染251万7025人)、中東が2万5600人(感染109万8235人)、アフリカが1万7767人(感染84万8612人)、オセアニアが192人(感染1万6648人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP