【7月29日 Xinhua News】中国山東省(Shandong)は海を隔てて日本と向かい合い、経済・貿易で深いつながりを持つ。同省が今年上半期(1~6月)に新たに承認した日系資本によるプロジェクトは、前年同期比42・4%増の47件、実行ベースの投資額は49・6%増の7568万ドル(1ドル=約106円)だった。

 同省商務庁の副庁長、中国(山東)自由貿易試験区工作弁公室副主任の張型成(Zhang Xingcheng)氏が23日、「対話山東ー日本・山東産業協力交流会」についての記者会見で明らかにした。

「交流会」の一連の活動は、同省人民政府、中国国際貿易促進委員会、日本貿易振興機構(ジェトロ、JETRO)が主催し、30日から9月30日まで行われる。

 張氏によると、日本は現在、山東省にとって中国香港地区と韓国に続く第3の外資導入先だという。同省が2019年に承認した日系資本によるプロジェクトは83件、実行ベースの投資額は1億5千万ドルだった。同省の日系企業は現時点で1379社、投資総額は96億3千万ドル、売上高は805億5千万元(1元=約15円)に達している。

 貿易面では、日本は同省にとって東南アジア諸国連合(ASEAN)、欧州連合(EU)、韓国、米国に続く第5の貿易パートナー。2019年の同省と日本との貿易総額は219億3千万ドルで、うち輸出額は173億ドル、輸入額は46億3千万ドル。今年上半期の貿易総額は103億7千万ドルで、うち輸出額は80億3千万ドル、輸入額は23億4千万ドルだった。(c)Xinhua News/AFPBB News