【7月27日 Xinhua News】第23回上海国際映画祭の正式イベント「2020上海・日本映画週間」が26日午後、中国上海市長寧区(Changning)の天山映画館で開幕した。1週間の会期中に「“隠れビッチ”やってました。」「mellow」「ぐらんぶる」など最新の日本映画を集中的に上映し、中国の観客に日本社会の現状を紹介する。

 日本の在上海総領事館の福田高幹副総領事は開幕式のあいさつで、日中両国の民間交流は近年、絶えず拡大していると強調。今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けたものの日中の文化交流はなお続いており、今回の「日本映画週間」の順調な開催は大きな励みになると述べた。

 開幕式ではオープニング作品の「“隠れビッチ”やってました。」が上映され、多くの日本映画ファンを魅了した。観客は中国国内の映画館で現在行っている感染症防止対策の規定に基づき、間隔を空けて着席、マスクを着用して観賞した。

 上海電影集団の王雋(Wang Jun)総裁も会場を訪れ、観客の「日本映画週間」開催への支持に謝意を表明。そのうえで中日両国の映画業界の今後の交流と協力強化に期待を示した。

 新型コロナウイルスの影響を受けて上海を訪れることができなかった監督や俳優たちはビデオメッセージを寄せ、上海国際映画祭と日本映画週間の開催を祝った。

 今年は中日文化・スポーツ交流推進年で、上海国際映画祭の日本映画週間15周年にも当たる。映画週間は開始以来、一貫して中日文化交流に積極的な役割を果たし、両国間の文化交流を後押ししてきた。(c)Xinhua News/AFPBB News