【7月27日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは26日、第38節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は敵地でレスター・シティ(Leicester City)を2-0で下し、3位の座を確保した。ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は、来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)での戦いに向け、チームは「より強く、よりしっかりとコンディションを整え、よりたくましく」ならねばならないと確信している。

 トップ4でフィニッシュするには、敵地キング・パワー・スタジアム(King Power Stadium)で1ポイントが必要だったユナイテッドはしっかりと手を尽くし、両チームにとって多くのものが懸かっていた張り詰めた一戦をものにした。

 ユナイテッドは71分、ブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)のPKで先制。後半アディショナルタイムにはジェシー・リンガード(Jesse Lingard)がGKカスパー・シュマイケル(Kasper Schmeichel)のミスを突いて今季リーグ戦での初ゴールを挙げ、ピッチ内外で困難だった自身のシーズンを良い形で締めくくった。

 フェルナンデスがスポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)から加入した1月、ユナイテッドはレスターに14ポイント差をつけられていたが、同選手はチームの命運を変える上で重要な存在となった。

 スールシャール監督は「シーズン序盤の状況から3位で終われたのは素晴らしい」とコメントした。「われわれなりの浮き沈みがあり、結局それは最終節まで続いたが、素晴らしい成果だ」

 新型コロナウイルスによって景気が停滞しているため、ユナイテッドにとってチャンピオンズリーグ出場による収益はとりわけ重要となる。

 前月にリーグ戦が再開されてから、鮮烈な形でリスタートを切ったユナイテッドはまたしても疲れているように見えたが、来季、ライバルであるリバプール(Liverpool FC)やマンチェスター・シティ(Manchester City)との差を埋めるための再建の兆しがあった。

 スールシャール監督は「再開後はミニトーナメントで、それが一目瞭然だった。われわれは少し疲れていて、足取りも弱々しく、以前と同じでないことは誰の目にも明らかだった。だが、多くの勝ち点とゴールを手にするため頑張る必要があったし、実際にそれを成し遂げた」と続けた。

「来季はより強い相手と大きな試合が待ち構えているから、ギアを上げなければならない。今シーズンはヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)だけでなく選手を休ませる機会もあったが、今はすべての試合を目指す必要がある。より強くなって、よりしっかりとコンディションを整え、よりたくましくならねばならない」 (c)AFP