【7月27日 Xinhua News】中国は25日、山西省(Shanxi)の太原衛星発射センターから運搬ロケット「長征4号B」を使い、高解像度立体観測衛星「資源3号03」を打ち上げた。衛星は予定の軌道に投入された。

 同衛星を主に運用する自然資源部の関係者によると、今回打ち上げられた資源3号03が既に軌道にある資源3号01、02両衛星と共に、高精細な3D画像やマルチスペクトルデータを作成する。

 資源3号03から送られるデータは、中国の土地資源調査や自然災害対策、農業開発、水資源管理、環境調査、都市計画に活用される。同衛星は以前のモデルと比較して、設計寿命が長く、画像の解像度や精度も高い。そのため、画像形成のシステム効率が向上するほか、更新期間も大幅に短縮される。

 自然資源部国土衛星リモートセンシング応用センターの王権(Wang Quan)主任は、資源3号03が投入されたことで、システムの「再訪時間(衛星が地球上の同一地点を再度通過する間隔)」が従来の衛星2基の運用時の3日から1日に短縮されると語った。

 自然資源部によると、資源3号システムは国連と30以上の国・地域に衛星画像を提供しており、衛星利用に関する国際協力を推進している(c)Xinhua News/AFPBB News