【7月26日 AFP】ポーランド南西部のブロツワフ動物園(Wroclaw Zoo)で、絶滅危惧種のスマトラトラの赤ちゃんが誕生していたことが分かった。関係者が24日、明らかにした。

 雌の赤ちゃんは、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)実施中の5月に生まれていた。

 7歳の母親ヌリ(Nuri)と11歳の父親タンガ(Tengah)は、スマトラトラを絶滅の危機から救うことを目的とした世界的な繁殖プログラムに参加していた。

 ブロツワフ動物園のラドスワフ・ラタイシュチャク(Radoslaw Ratajszczak)園長はAFPに対し、「ヌリにとって初めての赤ちゃんであるため私たちは緊張していたが、ヌリは一人前の母親だと示された」と述べた。

 同園は、フェイスブック(Facebook)ページで赤ちゃんの名前を募集している。

 ラタイシュチャク園長は、「この種の原産地にちなんだアジアらしい名前にできるとうれしい」とコメントし、「動物園のスタッフ、特にスマトラトラの飼育員らが最終的に(名前を)選ぶ」と述べた。(c)AFP