【7月26日 AFP】大西洋で今年初めて発生したハリケーン「ハナ(Hanna)」が25日、新型コロナウイルスの打撃を受ける米テキサス州に上陸した。

 米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、風速約40メートルの猛烈な風を伴ったカテゴリー1のハリケーンは、テキサス州パドレ島(Padre Island)に午後5時(日本時間26日午前7時)に上陸。

 上陸したのは、テキサス州の新型コロナウイルス・ホットスポット(局地的流行地)となっている人口32万5000人のコーパスクリスティ(Corpus Christi)の南方だった。

 内陸に移動したところで風速は約36メートルまで弱まり、犠牲者や広範囲での被害に関する報告はこれまで寄せられていない。勢力は一晩でさらに弱まるとみられる。

 しかし気象予報士らは、一部地域で「命に関わる高潮」が発生し、最大1.8メートルに達する恐れがあると警告。またテキサス州南部やメキシコでは27日まで雨が降り、降水量は最大450ミリになるとみられている。

 米国は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の被害を最も受けており、当局は今季のハリケーン発生時に住民を安全に自宅から避難させる方法を把握しておく必要がある。

 25日には「ハナ」の他、太平洋で発生したハリケーン「ダグラス(Douglas)」がハワイ諸島に接近し、大西洋では熱帯暴風雨「ゴンザロ(Gonzalo)」がウィンドワード諸島(Windward Islands)近くで発生した。

 ハリケーン「ダグラス」は、一時勢力がカテゴリー4に達したものの、その後風速約40メートルのカテゴリー1まで弱まった。ハワイ州オアフ(Oahu)島にはハリケーン警報が発令された。(c)AFP/Julia BENARROUS