【7月26日 AFP】カタール1部リーグのアル・サード(Al-Sadd)は25日、シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督が新型コロナウイルスの検査で陽性だったと明かした。指揮官はリーグ再開後の初戦となるアル・ホール(Al-Khor SC)戦にベンチ入りしない。

 40歳のシャビ監督は先日、スペイン1部リーグの古巣FCバルセロナ(FC Barcelona)復帰のうわさを否定し、アル・サードとの契約を1年延長した。

 クラブのツイッター(Twitter)でシャビ監督は、「数日前にカタール・スターズリーグの手続きに従って受けた直近の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性反応が出た」と明かした。「幸運にも元気だが、すべてがクリアになるまで隔離されることになる。保健機関の許可が下り次第、普段通りの生活と仕事に戻りたい」

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)以降、カタールでは人口275万人の約4パーセントにあたる10万8638人が陽性と高い感染率を示している。しかし公式発表によると、死者数は164人しか報告されておらず、死亡率は世界で最も低い部類に入り、10万5420人がすでに回復しているという。

 25日に行われるアル・ホール戦についてシャビ監督は、「本日は公式戦再開後の初戦でチームに帯同できない」とコメント。ウイルスの感染拡大でリーグ戦が中断した3月以来となる試合で、アル・サードはリザーブチームのコーチを務めるダビド・プラッツ(David Prats)氏が指揮を執る。(c)AFP