【7月25日 AFP】(更新)今月7日に新型コロナウイルス感染が判明していたブラジルのジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領(65)は25日、新たに受けた検査で陰性の結果が出たと発表した。治療効果が証明されていない抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」の服用が奏功したとしている。

 ボルソナロ大統領はツイッター(Twitter)に「SARS-CoV-2(新型コロナウイルスの正式名称)のRT-PCR検査は陰性。皆さん、おはよう」とのメッセージと、ヒドロキシクロロキンの箱を手に笑顔を見せる自身の写真を投稿した。臨床試験では同薬剤の新型ウイルスに対する治療効果は確認されていない。投稿では、検査を受けた時期には触れられていない。

 ブラジルでは新型ウイルスが猛威を振るっているが、ボルソナロ大統領はこれまで新型ウイルスを「ちょっとしたインフルエンザ」と呼び軽視してきた。自身の感染発覚を受け、ほぼ20日間にわたり公邸で隔離生活を送り、その間に3度の検査を受けていたがいずれも陽性結果が出ていた。(c)AFP