【7月25日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間25日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は63万9981人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で少なくとも1581万5830人の感染が確認され、少なくとも889万1100人が回復した。

 23、24両日には2日連続で世界の新規感染者が過去最多の28万人超となった。7月1日以降の感染者数は500万人を超え、累計感染者数の3分の1に相当する。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 24日には世界全体で新たに6241人の死亡と28万2042人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1157人。次いでブラジル(1156人)、インド(757人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに14万5546人が死亡、411万2651人が感染し、少なくとも126万1624人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は8万5238人、感染者数は234万3366人。以降は英国(死者4万5677人、感染者29万7914人)、メキシコ(死者4万2645人、感染者37万8285人)、イタリア(死者3万5097人、感染者24万5590人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの85人。次いで英国(67人)、スペイン(61人)、イタリア(58人)、スウェーデン(56人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3784人、回復者数は7万8889人。

 地域別の死者数は、欧州が20万7599人(感染304万6440人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が17万9692人(感染424万7552人)、米国・カナダが15万4461人(感染422万5857人)、アジアが5万6099人(感染239万6156人)、中東が2万4872人(感染107万3596人)、アフリカが1万7084人(感染81万634人)、オセアニアが174人(感染1万5597人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP