【7月27日 Xinhua News】「中国ラオス鉄道」のフアイ・プーライ(Houay Phoulai)トンネルが23日、貫通した。橋梁(きょうりょう)架設や軌道敷設などの後続工事を円滑に進め、2021年の全線開通を実現させるための足固めとなった。

 中国の鉄道建設大手、中国中鉄傘下の中鉄八局集団が建設を請け負った。トンネルの全長は6969メートル。ラオス北部ウドムサイ県のルルアンプラバン縫合帯にあり、複数の大きな断層や断裂帯を横切る。周辺の地質は、石灰岩など水に溶けやすい岩石や岩盤の割れ目が多く、大量の水や泥が噴出し、軟質岩が変形するなどのいわゆる「不良地質」で、施工難度の高い工事だった。(c)Xinhua News/AFPBB News