【7月25日 AFP】米カリフォルニア州の兄弟2人が、マスクを着用せずに入店した店舗で警備員らと乱闘になり、警備員1人の腕を骨折させたとして訴追された。

 フィリップ・ハミルトン(Phillip Hamilton)被告(31)とポール・ハミルトン(Paul Hamilton)被告(29)は、ロサンゼルス中心部から北西に約30キロ離れたバンナイズ(Van Nuys)にある米小売り大手ターゲット(Target)の店舗を訪れた際、新型コロナウイルスの感染防止策として顧客に要請されているマスクの着用をせずに入店し、警備員に制止された。

 訴追状によると、2人が警備員に付き添われて退店させられた際、警備員4人のうちの1人を殴って乱闘となり、警備員1人が腕を骨折した。

 事件は5月に起き、乱闘の様子は動画に収められている。マスク着用が政治問題にもなっている米国では同様の事件が相次いでいる。

 2人は暴行と不法侵入の罪で訴追され、有罪となれば1年以上の禁錮刑が科される。(c)AFP