【7月25日 AFP】米ファストフード大手マクドナルド(McDonald's)は24日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、来月から全米の店舗で顧客にマスクの着用を要請すると発表した。また、店内飲食サービスについては再開を延期するという。

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 新型コロナウイルスが流行する中、持ち帰りやドライブスルーで営業を継続してきたマクドナルドは、「8月1日付で、全米の店舗で顧客に対し、入店の際に顔を覆うものを着用するよう求める」と発表した。

 同社はこの要請について、「フランチャイズ加盟店、従業員、そして顧客の健康と幸せを守るという、当社の最優先事項」に沿ったものであると説明した。

 また、店内飲食サービスの再開は、さらに30日間延期するという。

 米国では小売り大手のウォルマート(Walmart)やターゲット(Target)をはじめ、多数の大手企業が顧客に対してマスク着用を要請する動きが相次いでいる。

 新型コロナウイルスの感染が拡大している米西部と南部では、マスク着用を義務付ける州が増えている。しかし、こうした義務化が自由の抑圧に当たると一部からは批判も上がっている。(c)AFP