【7月25日 Xinhua News】中国青海省(Qinghai)海西モンゴル族チベット族自治州茫崖(ぼうがい)市に属する冷湖鎮は、青海チベット高原ツァイダム盆地の北辺に位置している。

 冷湖は、俄博梁(がはくりょう)の「ヤルダン」と呼ばれる長年の風雨によって地面が浸食されてできた独特の地形で知られている。荒れ果て乾燥した、ほぼ無人の大地が広がり、火星に似た特徴を持つことから「地球上で最も地球らしくない場所」と呼ばれている。

 この特徴を生かして地元政府は2017年8月、「冷湖火星都市計画」の始動を宣言。19年3月から惑星生活が疑似体験できる「火星キャンプ」の運用を開始した。キャンプは完全密閉式のカプセル型に設計されており、観光客は「火星着陸」体験を余すところなく堪能できる。(c)Xinhua News/AFPBB News