野菜栽培好きは中国人の属性 背景に「努力は報われる」との信念
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【7月25日 People’s Daily】皆さんは、こんな話を聞いたことがありますか。「海外に居住する中国人は皆、野菜栽培が好き。地元の人が庭に花を植えていても、中国人が引っ越してくると、花の多くはシャンツァイやネギに替わってしまう」
中国国内でも中国人の野菜栽培好きを示す事例はいろいろある。スーパーマーケットや食料品市場に価格も安く、種類も豊富な野菜が並んでいても、自分で野菜を栽培するという中国人の情熱は衰えることがない。自宅の近くやベランダ、高層ビルの屋上でも野菜を栽培する。
時代の進歩に合わせ、スマートフォンの画面上に仮想の「農場」をつくる人もいる。暇なとき、「農場」でいくつかの野菜の種をまく。あるいは友人の「農場」に行き、草を取る。野菜を育てる楽しみを体験するためだ。
中国人はなぜ、これほど野菜栽培が好きなのか。
これには長い歴史がある。中国人は空腹を満たし、飢饉(ききん)に備えるため勤勉になった。四季がはっきり分かれる気候条件により、中国人には農耕を重視する伝統が形成された。いろいろな野菜料理も生まれた。全力で土地を肥やし、開発することが中国人の属性になったのだ。
今日の野菜栽培には高度な技術も使われている。
南スーダンでは中国の平和維持部隊が農場を設けた。隊員のかぶる青いヘルメットにちなんで「青ヘルメット農場」と呼ばれた。この農場は自分たちの需要を満たすとともに、地元の人に無料で野菜を提供した。これを見て「中国人は魔法を使う。こんなに多くの各種の野菜をつくれるのだ」と驚く人もいた。南極にある中国の長城基地には世界初の南極の温室があり、観測隊員たちは野菜を栽培した。大みそかにニラギョーザを食べるためだ。宇宙では中国人宇宙飛行士、景海鵬(Jing Haipeng)氏が宇宙実験室「天宮2号」で地球上の視聴者に対して野菜栽培の様子をライブ配信した。
中国人は条件が整っていれば、野菜を栽培する。条件が整っていなければ、整えて栽培する。
中国人にはもともと野菜栽培の才能があったのだろうか。そうではない。中国人は、努力すれば報われると固く信じているだけだ。生まれつきの才能などない。
まじめに耕せば収穫できる。これは中国人が世々代々受け継いできた素朴な経験だ。これからも受け継がれていくだろう。(c)People's Daily/AFPBB News