【8月23日 AFP】普通のリサイクルショップでは満足できず、スウェーデンのある都市は、リサイクル品専門のショッピングモールをオープンした。

 このショッピングモールは、首都ストックホルムから電車で西に1時間ほどの都市エシルストゥーナ(Eskilstuna)にあり、店舗数13、広さ5000平方メートル、従業員数50~65人という規模だ。

 このモールの名称「リトゥーナ(ReTuna)」は「エシルストゥーナ」をひねったもの。エシルストゥーナは1990年代から、エコな街に生まれ変わる取り組みを続けている。

 市長のイミー・ヤンソン(Jimmy Jansson)氏はAFPの取材に対し、「もともと、エシルストゥーナは工業都市でした。多くの困難を体験し、自分たちが自信と責任を持てるようなことを見つけなければいけないと考えました」と語った。

 リトゥーナは2015年にオープンし、2020年に「世界初の、修理、リサイクル、再生されたアイテム専門のショッピングモール」としてギネス世界記録(Guinness World Record)に登録された。

 2020年初めまでリトゥーナの責任者を務めていたアナ・ベリストローム(Anna Bergstrom)氏によると、リトゥーナは大都市の大型ショッピングモールと異なり、今でも年間25万~30万人が訪れている。

 フロア2階分にわたる店舗には、中古のテクノロジー系ガジェット、書籍、子ども用おもちゃ、家庭用品などさまざまな製品が並んでいる。