米司法省監察機関、連邦職員によるデモ参加者への実力行使を調査
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【7月24日 AFP】米司法省の独立監察機関は23日、オレゴン州ポートランド(Portland)と首都ワシントンで連邦職員が抗議デモの参加者らに実力行使したことについて調査すると発表した。
ポートランドで連邦職員と人種差別や警察の暴力に抗議するデモ隊の間で日常的に発生している衝突について、議員、人権団体、市民らから怒りの声が上がっている。
司法省のマイケル・ホロウィッツ(Michael Horowitz)監察総監は、連邦職員らが所属を明らかにせずに路上で暴力的にデモの参加者を拘束し所属不明の車に押し込んだとの報告が相次いだことを受け、この1週間で暴動が悪化しているとして、司法省監察総監室が調査を行っていると述べた。
6月1日にドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領がホワイトハウス(White House)近くの教会を訪れ、聖書を手に写真撮影に臨んだが、それに先立ちホワイトハウスに近いラファイエット公園(Lafayette Square)で行われた抗議デモの参加者らが暴力的に排除されたことについても調査が行われているという。
米国土安全保障省はポートランドでの抗議デモで同省職員の行為が激しい批判にさらされたことを受けて、同省の内部監察機関も調査を行っていると明らかにした。
人種差別に抗議するデモは、5月25日にミネソタ州で黒人男性ジョージ・フロイド(George Floyd)さんが、拘束時に警官に膝で首を押さえつけられて死亡した事件をきっかけに始まり、全国に拡大した。
トランプ氏は、連邦職員を動員したのは連邦施設を保護し、治安を確保するためだと正当化。抗議デモの参加者は「無政府主義者や扇動者」だとして、さらに多くの都市に連邦職員を投入すると表明している。(c)AFP/Jocelyne ZABLIT