【7月24日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間23日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は62万7307人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で少なくとも1525万3270人の感染が確認され、少なくとも853万5200人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 22日には世界全体で新たに1万53人の死亡と26万6133人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはペルーの3876人。次いでブラジル(1284人)、インド(1129人)となっている。ペルーで発表された新たな死者のうち、22日に死亡したのは188人で、残りの3688人はこれまで集計されていなかった死者。

 最も被害が大きい米国では、これまでに14万3190人が死亡、397万908人が感染し、少なくとも121万849人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は8万2771人、感染者数は222万7514人。以降は英国(死者4万5501人、感染者29万6377人)、メキシコ(死者4万1190人、感染者36万2274人)、イタリア(死者3万5082人、感染者24万5032人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの85人。次いで英国(67人)、スペイン(61人)、イタリア(58人)、スウェーデン(56人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3729人、回復者数は7万8855人。

 地域別の死者数は、欧州が20万6714人(感染300万7088人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が17万3867人(感染405万7096人)、米国・カナダが15万2094人(感染408万3148人)、アジアが5万4096人(感染227万1815人)、中東が2万3942人(感染104万8030人)、アフリカが1万6432人(感染77万1160人)、オセアニアが162人(感染1万4936人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP