【7月23日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は22日、新型コロナウイルスの感染拡大により大きな被害を受けた若者世代の支援を目指して国が企画したイベントに参加し、支援への注力を約束した。

 マクロン大統領は同日、中部ロアールエシェール(Loir-et-Cher)県のシャンボール城(Chateau de Chambord)で、夏のバカンスに出掛ける余裕のない若者向けにさまざまなアクティビティーを楽しんでもらうため、国が主催したイベントに姿を見せた。

 到着後間もなく、マスクは着けたまま上着を脱いだ大統領は、小さなグラウンドで若者らとサッカーで交流した。

 若者300人が参加したこのイベントの目的について大統領府は、「休暇に出られない、優先支援が必要な地域の住民にも、社会とのつながりを強め、新たな機会を与える」ことが目的だと説明している。

 マクロン氏は、夏季休暇明けの秋は働く若者にとって「非常に厳しい」状況になるとの見方を示し、「具体的で迅速な活動」に取り組むことで「政府として若者支援への注力を継続していく」と述べた。(c)AFP