【7月23日 AFP】2016年にフランス留学中の黒崎愛海(Narumi Kurosaki)さん(当時21)が仏東部ブザンソン(Besancon)で行方不明になった事件で、チリ警察は22日、黒崎さん殺害容疑で仏当局が身柄引き渡しを要求していたチリ人ニコラス・セペダ・コントレラス(Nicolas Zepeda Contreras)容疑者(29)の引き渡し手続きを開始した。

 セペダ容疑者は、首都サンティアゴの西方120キロにある海岸リゾート都市ビニャデルマル(Vina del Mar)の自宅で軟禁状態にあったが、22日午後8時41分(日本時間23日午前9時41分)、捜査官に伴われて予定より早く空港へ向かった。サンティアゴの空港で仏当局に引き渡されるとみられる。

 仏捜査当局は、セペダ容疑者が嫉妬による激怒から黒崎さんを殺害したとみている。黒崎さんの遺体は、まだ発見されていない。(c)AFP