【7月22日 Xinhua News】中国雲南省(Yunnan)騰衝市(Tengchong)の高黎貢山山系でこのほど、研究者が野生の「ヒマラヤコリバス」の群生地を発見した。実地調査でさらに同じコリバス属の絶滅危惧植物「コリバス・シニイ」の群生地も見つかった。

 中国科学院昆明植物研究所の孫衛邦(Sun Weibang)研究員によると、今回発見されたヒマラヤコリバスは主に常緑広葉樹林下のコケ類や落葉層の上に2万株以上、コリバス・シニイはヒマラヤコリバスと共にコケ類や枯れ木の上に700株以上が分布しているとみられるという。

 群生地はいずれも同市で初めての記録。高黎貢山南部ではこれまでに大理コリバス、ヒマラヤコリバス、コリバス・シニイという3種類のコリバス属植物が発見されている。(c)Xinhua News/AFPBB News